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中国 北朝鮮制裁報告書の公表を阻止

2011年05月21日
 
【新唐人日本2011年5月21日付ニュース】海外メディアによると、制裁決議に反し、北朝鮮とイランが弾道ミサイルの技術交流や部品取引を行っていたとする、国連専門家による報告書の公開が、中国の阻止に遭っています。
 
報告書は、国連の制裁決議に反して、北朝鮮とイランの間で、弾道ミサイル技術や部品運搬が“近隣の第3国経由”で行われていたと指摘。複数の関係者は、この第3国は中国だと話しています。
 
国連安保理の対北朝鮮制裁委員会によると、報告書には深刻な内容が盛り込まれているため、採択には安保理理事国全員の賛成が必要だとのことです。
 
しかし、報告書公表の間際になって、中国が突然公表を阻止。事実上、国連の専門家パネルが安保理に報告書を提出する際にも、中国代表委員が署名を拒否したため、提出が24時間遅れることになりました。情報によると、この中国代表委員は北京からのプレッシャーを受けていたといいます。
 
報告書はすでに大手メディアに流出し、ロイター、AFP通信、ボイスオブアメリカなどが、このことを報道しました。
 
これに対し、中国外務省の姜瑜(きょう ゆ)・報道官は17日、この出所不明な情報に対し、評価しないとコメントしました。
 
一方、国連の特使は、報告書の中で指摘されている“イランと北朝鮮が制裁決議に反して弾道ミサイルの技術交流を行っていたこと”は事実であると示しました。
 
中国は以前にも、似たような方法で北朝鮮とスーダンに関する報告書の公開を阻止したことがあるそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(中国語)
 

 

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